会社概要
COMPANY PROFILE
私たち能作は、安永9年(1780年)創業以来、金沢漆器とともに歩んでまいりました。
“塗りもの”の生命は“美しさ”
            金沢漆器は、生きた木肌に細心の注意をはらった塗りが幾重にも塗り重ねられ、鍛えぬかれた職人たちの指先から精妙な美しさが描かれている。そんな絶えまない「努力と工夫」が厚みのある美しさを造り出し金沢の漆芸は完成されました。能作もその心を片時も忘れたことはありません。その美しさとあたたかい生命を守り、皆様の暮らしの中にお届けしたいと存じます。
            
 
            代表挨拶
              弊社は2030年に創業250年を迎えます。前田家 加賀百万石の地で先人に感謝しながら、金沢の伝統文化を大切に商いを続けております。天然の木と漆(樹液)を用いて製作される漆器は、修理をしながら末永くご利用頂けるSDGs(エス・ディー・ジーズ)に適したお品物です。弊社では原料となる漆の販売から漆器の製造・販売までを一貫して行っており、漆器をご注文されるお客様、製作する職人、そして販売する我々も満足できる「三方よしのものづくり」を目指し続けてまいります。本物を大切に、お客様お一人おひとりの想いをカタチに、時代のニーズに対応しながら、金沢の文化を日本全国・世界へと発信していきます。
              
              株式会社 能作
              代表取締役社長 8代目 岡 能之
            
 
            会社概要
- 社名
- 株式会社 能作
- 所在地
- 〒920-0962 石川県金沢市広坂1丁目1番60号
- 資本金
- 1800万円
- 代表者
- 岡 能之
- 事業内容
- うるし・漆器の製造、販売
営業品目のご案内
加賀百万石の伝統工芸の粋 加賀蒔絵・金沢漆器を中心に、 石川県の特産 輪島塗、山中塗を厳しい能作の検品師の目を通して 皆様にお届けしています。
金沢漆器
            加賀百万石の華やかな文化の中で育まれ培われた漆芸品。その歴史は、江戸時代初期(1630年頃)三代前田利常公が京都から蒔絵の巨匠 五十嵐道甫を細工所の指導者として、招いたことに始まります。
            桃山文化の華麗さと、江戸の武家文化の重厚さを兼ね備えた加賀蒔絵と呼ばれる蒔絵が特色です。
            
 
            加賀蒔絵
              前田家三代利常公の時、京都から蒔絵の巨匠 五十嵐道甫、江戸から蒔絵師清水九兵衛を同じく招き、加賀藩の細工所でお殿様・お姫様の調度品、贈答品を作り始めたのが加賀蒔絵のはじまりです。
              研出蒔絵(とぎだしまきえ)と高蒔絵(たかまきえ)を合作した肉合蒔絵(ししあいまきえ)等の高度な技術を駆使した作風は、繊細な輝きと優美な風格を醸し出します。
            
 
            輪島塗
              室町時代(約600年前)、紀州根来寺から伝えられた漆技を取り入れ、輪島で漆器が作られるようになりました。
              その後、寛文年間(1661~73年)に現在の下地塗りの礎となる「地の粉(じのこ)」が発見され今に続く堅牢な漆器が確立されました。現在では、沈金(ちんきん)・蒔絵の加飾技術が発展するとともに、堅牢さに優美さを加えた“日本を代表する漆器”と称されています。
            
 
            山中塗
            天正年間(約450年前)、越前より良材を求め移住してきた挽物師(ひきものし)が、山中温泉の土産品として、ろくろ挽きの品物を作るようになったことがはじまりです。
            江戸時代には、糸目塗(いとめぬり)独楽塗(こまぬり)等の技法が発達し「山中の丸物」として全国に知られました。
            現在では、その伝統技術が茶道具の分野で生かされ、多くの名工を輩出しています。
            
 
            
        このほか、能作では漆器・陶磁器の修理も承っております。
        詳しくはこちらをご覧ください。
      
能作の歴史
        1780年の創業。
        漆のある暮らしを
        日常文化に。
      
              安永9年(1780年)加賀之国 尾山の武蔵ケ辻において初代能登屋作太郎がうるし業を創業。以来、240有余年、8代に至るまでうるしの販売・漆器の製造販売はもとより「うるし文化」の拡がりを目指し続けてまいりました。
              創業者よりの商訓「店はお客様の為にある」を奉じ、伝統的なうるし産業・うるし文化を新しい世代に向けて発信するとともに、生活文化の拡がりを目指します。
            
 
            沿革
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            安永9年(1780年)
 創業
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            加賀之国尾山の武蔵ヶ辻においてうるし業を創業。
 初代 能登屋作太郎より8代に至るまで、県下の特産漆工業の原材料、漆の精製供給を主たる業務とし、240有余年の伝統を継承。
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            昭和41年(1966年)
 法人組織化
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          企業の近代化並びに事業の積極的発展を企図し、能作商店を母体とする株式会社を設立。
 称号を株式会社能作とする。
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            昭和53年(1978年)
 
- 石川県観光物産館内に出店。
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          昭和56年(1981年)
 
- 小松空港ターミナル内に出店。
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            昭和63年(1988年)
 能作漆店設立
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            漆卸店舗及び漆精製工場を金沢市京町へ移設し、有限会社能作漆店として独立法人化。
 後に金沢市つつじが丘48へ移設。
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            平成2年(1990年)
 本店能作ビル新築
- 隣地を得て敷地を拡張。5階建ての本店能作ビルを新築。
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            平成3年(1991年)
 百番街店開設
- 金沢駅ターミナル内、百番街に出店。
近年の主な作品
- 1991年
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            「彩漆八角重」
 ジャパンデザインコンペティション’91金賞 受賞
- 1993年
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            「おもてなし入子重」
 ジャパンデザインコンペティション’93金賞 受賞
- 1994年
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            「飛翔」漆額
 ホテル日航金沢ホワイエ前 納入
- 2007年
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            金銀銅メダル、カップ、トロフィー
 アメリカンフットボール ワールドカップ2007 川崎大会 納入
- 2009年
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            漆くるめ鉢
 ドイツ・ミュンスターの塗物博物館へ納品
- 2010年
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            ナプキンリング
 ジャルダン・ポールボキューズ 金沢しいのき迎賓館内 納入
- 2012年
- ドイツ・レーダーリーデンブルグの家具問屋ムスタリング社へ納入
- 2014年
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            金沢能楽会へ
 「翁」で使用する能面箱を納入
- 2015年
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            北陸新幹線開通において金沢駅中央コンコースに飾る「清瀬一光作 群鶴蒔絵漆額」
 待合室に飾る「花扇蒔絵板」を金沢漆器商工業協同組合を通して納入
- 2017年
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            グランバーガーダイヤモンドジャパン(株)依頼でベルギー王室へ
 ダイヤモンドを散りばめた蒔絵宝石箱を納入
- 2019年
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            都内N邸新築に際し、
 「清瀬一光作 唐山水蒔絵二段卓」「師池一貴作 蒔絵屏風」納入
          主要納入先
          サンスターグループ/浅田屋伊兵衛商店株式会社/中村留精密工業株式会社/澁谷工業株式会社/オノラート商会(ミラノ)
        
